漫画家の年収はピンキリ
ぶっちゃけ漫画家の年収はピンキリです。
…と言うと「どんな仕事でもそうだろ!」と言われそうですが、漫画家は特に際立ってピンキリです。
例えば最近ブームになった「鬼滅の刃」
この作品はコミックスの累計発行部数が1億5000万部を超えています。
仮にコミックスが完売したとしましょう。実際に印刷した分が完売することは珍しいですが、ここまで人気作であれば完売と考えても差し支えないレベルです。
ジャンプコミックスの印税は、1冊で数十円(作家の知名度や過去の売上により差がある)と聞きました。
とすると…
1億5000万冊✕10円=15億円
最低でも、15億円の印税が作者に入ったことになります。
もちろん、1冊の印税が30円なら3倍の45億円、50円なら5倍の75億円ということになります。
とは言え、1年間でこれだけの印税を得たわけではなく、連載していた期間で割る必要があるでしょう。
鬼滅の連載期間は4年3ヶ月。
連載開始から1巻目が発行されるまで3ヶ月ほどはかかるので、4年として計算します。
とすると最低でも15億円÷4年=3.75億円
最低でも、印税だけで年収3.75億円ということがわかりました。
もちろん、印税だけでなく原稿料も入ってきます。
原稿料に関しては、超大御所のベテランであっても1ページ2万円程度まで、と意外と低額です。
印税額に比べてしまうと、あまり大きな数字ではありません。
このように、トップクラスの漫画家は年収が億超えということも珍しくありません。
一般の会社員であれば、ここまでの差が出ることは多くないでしょう。
これが漫画家の年収はピンキリである、という理由です。